映画「トラペジウム」で華鳥蘭子が通う聖南テネリタス女学院、および 映画「きみの色」で主人公・日暮トツ子たちが通う虹光女子高校のモデルになった 神戸女学院大学 に行ってきました。
「トラペジウム」の主な舞台のモデルになったのは千葉県の館山市・南房総市だけど、テネリタスの校舎等は神戸女学院がモデルになってるらしい……というのは、エンドロールに「取材協力」としてクレジットされているのを見て知った。
住んでるところから距離的には遠くないけど、女子大か~、一生 縁がないな~……なんて思ってたら、なんと年に数回 関係者以外でも構内を見学できるという( ウィリアム・メレル・ヴォーリズ 設計の校舎等の一般公開ということらしい)。
これは行くしかない!!!……と申し込みの受付開始日を心待ちにしていた 8月下旬 のある日、公開直前の「きみの色」に登場する学校も神戸女学院をモデルにしてるらしい…?という記事を見つける(その後、こちらもエンドロールにクレジットされているのを確認)。
かくして、期せずしてダブル聖地巡礼となったのであった。
大学への道 ~ 見学開始まで
日時は 9月28日 土曜日。
大阪や神戸から阪急神戸線で西宮北口駅まで行き、そこで阪急今津線に乗り換えて 1駅 の 門戸厄神駅 が大学の最寄り駅。
か、かど……もん………… 門戸厄神駅(近くにある 東光寺 の別称に由来)。
駅の西口を出てすぐ、ローソンから斜めに伸びる小さな川沿いの道を進む。道中の電柱には案内板が付いてたりするので迷うことはないと思うけど、スマホのマップやナビを頼るのが確実(または 大学のサイト )。
駅から 徒歩10分 ほどで入口に到着。
受付は 10時 からだけど早めに着いた。入ってもいいのか…?とおそるおそる正門に近づくと、守衛さんに門の内側で待つように言われる。この時点で既に 10人前後 が待っていた。
10分前くらいになると、受付場所の講堂に向かうよう指示された。丘陵地に居を構える大学への道は、ちょっとした登山道のようだ。
ここ、本当に大学の構内か…?と思いつつ 2~3分 ほど歩くと、急に視界がひらけ、古城のような建物が目に飛び込んできた。
(よく見ると全然「古城」ではないが、そういう第一印象だったということで……)
音楽学部の学生が学ぶ「音楽館」という建物らしい(そのまんま)。
ここを越えると、それまでのような勾配はなくなって歩きやすくなる。順路の立て札や貼り紙に従って歩くと、ほどなく講堂がある総務館に到着。
係の方に申込時の受付完了メールが表示されたスマホの画面を見せて「文化財維持のための協力費」として 500円 を払い、この日のスケジュール・構内の地図・注意点などが書かれたプリントと、首から下げる見学者証を受け取る。
講堂のロビー(?)には「きみの色」のポスターが設置されてた。
トラペジウムの方はなかった……。まあ絶賛公開中のきみの色と違って、国内で上映してる劇場なくなっちゃったし仕方ない……。*1
講堂に入ると………トラペジウムで見たのと同じだ!!! (写真は後ほど)
事前説明が始まる 10時30分 まで座って待ってると、時間とともにどんどん人が増えていく。最終的には…… 200人? 300人? ちょっと数え切れないくらいの人数になってた。
時間になって、総務課の方の説明が始まる。この日は現役の学生さんたちが「ツアーマイスター」として、所定の箇所で、所定の時刻に案内をしてくれるとのこと。
説明が終わると、いよいよ見学開始。時間は 13時 まで。
(サイトで事前に公開されてた PDF を見て「ツアーマイスターに連れられて所定箇所を回り、その後は自由行動」というスケジュールなのかと思ってたけど、実際はこの時点から自由に見て回ることができた)
校内の見学(聖地巡礼要素を含まない)
「見学できる」と言っても、もちろん制限がないわけではなく、中に入ることができる建物は講堂がある総務館、図書館など一部のみ。また、総務館より北側は中学部・高等学部の敷地となっており、ここにも立ち入ることはできない。
図書館本館
中庭を挟んで総務館の向かいに位置するのが図書館。
1階のホールには大学キャンパスの模型が 2つ置かれている。ひとつは神戸山本通に存在していた 1933年(昭和8年)当時の旧キャンパスの模型。
そしてもうひとつは、そこから現在の岡田山キャンパスに移転した当時の模型。こちらは阪神淡路大震災で被害を受ける前の姿を再現しているため、現在のキャンパスとは一部の建物が異なっている。
2階は閲覧室。大きな窓がいくつも並び、壁も白塗りなのでとても明るい。そのため自然光のみでも十分に読書ができる。
ソール・チャペル
講堂と同じ、総務館にあるチャペル。「ソール」(Searle)というのは、4代目 院長であるスーザン・A・ソールにちなんでいる。天井の梁はロッジのようでもあり、印象的だった。
ちなみに「きみの色」には 2つの聖堂が登場するが、それらのモデルはこのチャペルや後述する講堂ではない(高校内の聖堂は 黒島天主堂 が、ルイが住む島にある聖堂は 旧五輪教会堂 がモデルになっている)。
トラペジウムの聖地巡礼
映画「トラペジウム」は、アイドルグループを作りたくてメンバーを探している主人公・東ゆうが、「お嬢様学校なら逸材がいるに違いない」と(別に知り合いがいるわけでもない)聖南テネリタス女学院に押しかけて、勝手に校内へ侵入するところから物語が始まる。なんて主人公だ。
正門 から校内に入る
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講堂 で練習中の合唱部をチラ見
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中庭を突っ切って 文学館 の前を通る
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校舎内 をうろつく
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渡り廊下 を歩いているときにすれ違った華鳥蘭子を追いかける
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テニスコート。なぜか蘭子と試合をすることに
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試合後、藤棚 にあるベンチに腰掛けて 2人で話し、友達になる
ここまで、上映時間にして 約5分。映画全体の上映時間は 約90分 だが、これ以降テネリタスは登場しない。
正門
こ、工事中………。 …………仕方がない。仕方がないけど、やはり残念ではある。
期間は 2022年9月 から 2025年……来年の 8月 まで。3年もかかるの!? と思ったが、この正門自体が重要文化財に指定されているので、やはりそれだけの時間が必要なのだろう。
トラペジウムの公開は今年(2024年)の 5月 だったが、取材時には工事はまだ始まっていなかったのだろうか?
(工事は始まっていたけど今ほど全体が覆われてはいなかったとか、写真等の資料を提供してもらったとかかもしれない)
さて、工事の案内板に載っている写真とトラペジウムでの姿を見比べてみると、そもそも立地が違う(神戸女学院の正門は丘陵地の入口、テネリタスは普通の平地)のでそのまんまではなくアレンジはされているが、基本的にはここがモデルになっているのがわかる。一番大きな違いは門衛舎(守衛室)の有無だろうか?
覆いから垣間見える柱の配置や装飾も同じ。
よく見ると、上に貼った 1枚目の画像でテネリタスの植え込みの中にある看板も、神戸女学院のものを参考にしているのかもしれない(実物は正門の手前、坂道の入口に立っていた)。
講堂
トラペジウムでは合唱部が校歌を歌っていた講堂。ゆうはそれを外からチラ見しただけで、中には入っていない。
収容人数は 約900人。神戸女学院の中学部・高等学部の生徒全員がちょうど入れるくらい(大学の在学生は 約1900人 いるので、こちらはちょっとムリ)。
座面は映画館のシートのような可動式ではなくて固定されている。そのため座席の前後の間隔が狭くて、真ん中の方の席に行ったり通り抜けたりするのはちょっと大変。
前方、ステージ横のパイプオルガン。
後方、2階席にはさらに巨大なパイプオルガンがある。設置されたのは 1974年。
文学館
中庭を囲んで存在する 4つの建物のひとつ。向かいには理学館(後述)がある。トラペジウムでは、ゆうがこの前を通り過ぎた(だけ)。
この日の見学では「建物内見学可(※ただし中で授業が行われている場合は不可)」ということだったのだが……残念ながら「不可」の方だった。
トラペジウムでは文学館のカットのあと、ゆうが校舎内の階段の踊り場に佇んでいるカットと、鉄琴(?)などの楽器がある部屋(音楽室?)が映るカットがあるが、どちらも今回の見学の範囲外だと思われる。
渡り廊下
ゆうと蘭子がすれ違った渡り廊下。
総務館の西側、ソール・チャペル近くの出口から伸びていた。大学のサイトの地図 によると、この向こうには体育館などが存在するらしい(見学の範囲外)。
「渡り廊下」って言っても校内に何ヶ所もあるし、ここが見学の範囲内にあるとは限らないよな……とある程度 覚悟はしてたから、見つけたときは嬉しかった…!
(この写真は、ギリギリ「立入禁止」の立て札の手前から撮影できた )
藤棚(パーゴラ)
テニスコートと藤棚は見学の範囲外。
敷地のいちばん奥にあるテニスコートは仕方ないとして、総務館の裏側にあって距離的に遠くない藤棚はどこかから見られないかな……。結構 好きなシーンだし……と思っていたら、かろうじて渡り廊下の窓越しに撮影することができた。
「きみの色」の聖地巡礼
「きみの色」の舞台、市街地や港、教会などは長崎県の各所がモデルになっているが、トツ子たちが通う虹光女子高等学校は神戸女学院をモデルにしている。出番の短かったトラペジウムとは違って、「きみの色」では最初から最後まで校内の風景が登場する。
ところで、神戸女学院の校舎群はウィリアム・メレル・ヴォーリズによる設計だが、「きみの色」と同じく山田尚子が監督を務めた「けいおん!」の桜高の校舎のモデルになった 豊郷小学校の旧校舎 もヴォーリズ建築なのは有名な話。
これは偶然なのだろうか。それとも、「山田監督がヴォーリズ好きで今作でも神戸女学院が選ばれた」……とかだったりするのだろうか……??
理学館
中庭を挟んで、先ほどの文学館と向かい合わせに建っている。
理学館と文学館の窓枠は、片方は戦時中に金属の供出で取られてしまい、戦後 復元したために現在はアルミ製。もう片方はオリジナルのものが残っている。
そのため、両者を見比べると窓枠の風合いが異なっている……ってツアーマイスターが説明してくれてたんだけど、どっちがどっちだったかな……。
中庭
もちろんこんな位置から写真は撮れないので、下の方は Google マップのキャプチャです。
見比べると、アニメの美術は実物を参考にしつつも全く同じではなく、中央の噴水の大きさや道の太さなどがアレンジされているのがわかる。
吹き抜けのある廊下
講堂を出て、総務館の廊下をソール・チャペルの方に向かって歩いていると……。
!!! 強烈な既視感。
ここって………。
「水金地火木土天アーメン」の歌詞が浮かんだトツ子が、それを口ずさみながら廊下をスキップしていると……。
2階の窓から見ていたシスター日吉子(CV : 新垣結衣)に声をかけられて滝汗。
………のシーンの廊下じゃん!!
「きみの色」、校舎内のシーンは多いけど、場所の特定は難しそうだし、そもそも見学の範囲外の可能性も高そうだし……ということで撮影の準備(キャプチャ画像の用意)はしてなかった。
けど、ここを歩いてるときに気づいて、急遽その場で YouTube の動画をキャプチャして撮影したのであった。
学生寮(北寮)
トツ子たちが生活する寮。
夜、トツ子の手引きできみちゃんが忍び込むシーンや、ライブシーンの後、トツ子がこの寮の中庭でジゼルを踊って「自分の色」を見つける心象風景っぽいシーンが印象的。
さて、見学の予習として当日に回りたい箇所を事前に調べていたのだが…………この寮が一体どの建物をモデルにしているのかがわからない。
2階建てで菱形の建物、それに囲まれた中庭。
すごく特徴的で、地図に載っていればすぐに見つかるはずなのだが、Google マップ や 大学のサイトの地図 を見ても一向にわからない。
また、実際の神戸女学院の学生寮 は鉄筋コンクリート造の 4階建てで、「きみの色」に登場した寮とは似ても似つかない。
もしかしたらこの寮は実在せず、神戸女学院の建物の様式を参考にして描かれた架空の寮だったりするのかもしれない……。
…………なんて思いつつ、見学当日。
図書館本館 1階で大学キャンパスの模型を見ていたら……。
これじゃん!!!
模型の説明文によると……
岡田山キャンパス模型
景観模型工房制作
2008
神戸女学院所蔵1933(昭和8)年移転当時の岡田山キャンパス。ヴォーリズ博士設計の17棟のうち、1995(平成7)年の阪神淡路大震災で大きな被害を受けた、当時の北寮、東寮、実習館、グリーンウッド館、岡田山ロッジは取り壊され現存しない。
つまり、この寮は「実在」はしていたが、「現存」はしていなかった のか。
そりゃ、いくら地図を探しても見つからないわけだ……。
しかし、なぜ今では存在しない寮が映画に登場したのだろうか。取材の過程でスタッフがこの寮の存在を知ったのだろうか……?
帰宅後に調べてみると色々なことがわかった。
この寮は「北寮」。ここでは大学生が、その隣にあった「東寮」では中高部の生徒が生活していた。
その美しさから多くの学生に、そしてそれ以外の人々からも愛された寮だったようだ。
以下は参考にさせていただいたブログと PDF。
- [PDF] ヴォーリズ建築復元研究 -神戸女学院北寮・中高部寄宿舎の建築について-
- 芝浦工業大学の学生さんの卒論の梗概。
ものすごく詳細な情報がまとまっている。北寮と東寮(中高部寄宿舎)の間取り図まである。
- 芝浦工業大学の学生さんの卒論の梗概。
- [PDF] 三年を振り返って -一九九八年一月二十日礼拝の講話から-
- 震災当時の神戸女学院の詳しい状況、そしてその後の復旧・復興へ至るまでの記録。
北寮、および東寮の建物は大きな被害を受けたが、寮生は全員無事に避難できたらしい。
- 震災当時の神戸女学院の詳しい状況、そしてその後の復旧・復興へ至るまでの記録。
- 神戸女学院専門部寄宿舎 北寮 : ヴォーリズを訪ねて
- 実際に北寮で生活していた卒業生の方が撮影した貴重な写真、そして当時の思い出が掲載されている。
写真は中庭を写したものと、室内から窓の外を写したものの 2枚。特徴的な中庭の飛び石も確認できる。また、寮内には礼拝堂も存在していたらしい。
- 実際に北寮で生活していた卒業生の方が撮影した貴重な写真、そして当時の思い出が掲載されている。
- ヴォーリズ建築の神戸女学院が舞台となった吉永小百合主演映画 : 阪急・阪神沿線文学散歩
- アトリエかわしろ生活館 |神戸女学院 北寮
- ブログオーナーによるやわらかなタッチの北寮のイラストと、1933年移転当時の神戸女学院の絵地図。
また、上記の映画についての記述も。
- ブログオーナーによるやわらかなタッチの北寮のイラストと、1933年移転当時の神戸女学院の絵地図。
上記の通り、吉永小百合 主演映画のロケ地として神戸女学院、そして北寮が登場しているらしい。
タイトルは「あすの花嫁」。1962年(昭和37年)公開で、原作は「二十四の瞳」で有名な壺井栄。
……で、なんとアマプラの見放題にあった。
実際に観てみたのだが、明るい学園生活の話……では全然ない。結構ドロドロしている……。
(日活の公式サイト にかなり詳細なあらすじが掲載されています)
主人公・百合子が生まれ育った小豆島から離れて入学した神戸の短大・藤蔭女学院 のロケ地として神戸女学院が登場する。が、入学後も夏休みには里帰りをしたりして小豆島のシーンがかなり長く、どちらかというと物語の主な舞台は小豆島の方のように感じた。
北寮の中庭。「きみの色」に登場したものとそっくりだ。
「きみの色」のスタッフも、美術資料としてこの映画を参考にしたのではないだろうか……?
(ただ、「あすの花嫁」の方には中央に噴水が無いように見える)
この映画には、これ以外にも正門、総務館、中庭(北寮の中庭ではなく、4つの建物に囲まれた方)、藤棚、北寮の食堂などが登場している。
その他いろいろ
文学部 2号館にはセブンイレブンがある。この日は 11時 からの営業で、見学者も利用できた。
基本的に普通のセブンと変わらないけど……
神戸女学院のオリジナルグッズが売られてたりする。一部の商品は 通販 で買えるけど、オリジナルブレンドの紅茶やレトルトカレーなど、ここでしか買えないものもある。
(学校内の購買部でも売られてるみたいだけど、例によって今回の見学の範囲外)
自分はクリアファイル 3種とポストカードセットを 3個ずつ、それと紙袋 2種を買いました。
クリアファイルが 120円(税込) ってめっちゃ安くないですか。
アニメグッズだったらクリアファイルで 500円 は取られますよ!?
セブン近くの貼り紙。
カラスが狙っているのか……。
部活の部員募集の貼り紙。自分にはこんな青春はなかった……。
まとめ
同じ年に公開された 2つのアニメ映画が、同じ学校を舞台のモデルとして採用していて、その両方の映画を自分が観に行って、モデルとなった学校が自分が住んでるところから遠くなくて……と、いろんな偶然が重なって実行に至った今回の聖地巡礼。さらに言えば、自分が「聖地巡礼」というものに興味がなかった 2年前なら行っていなかったかもしれない。
実際に足を運んで体感した神戸女学院は、現代ではないような、日本ではないような……どこか現実離れした、不思議な空間だった。作品の舞台として登場させたくなるのもよくわかる。
行って良かったな~と思うけど、いくつか心残りもある。
まず、この日は薄曇りでそれほど きれいには晴れなかったこと。まあ、雨が降らなかっただけ御の字ではあるけど……。
それに、藤棚など、見たかった場所のいくつかが見学の範囲外だったことと、正門が工事中だったこと。
あとは、トラペジウムの公式が YouTube で公開してる動画にテネリタスのシーンがあんまりなくて、講堂や文学館をキャプチャ画像と見比べて撮影できなかったこと(「きみの色」の方は結構 豊富だったけど)。
……ということで、またいつかリベンジに訪れたい!
キャプチャ画像は トラペジウムの円盤 が発売される年末以降、正門は工事が終わる来年 8月以降。
それと、「ヴォーリズ建築の一般公開」以外にも見学の機会があって、場合によっては今回の見学では範囲外だった場所を見ることもできるとか。
直近だと、10月下旬の大学祭…………えっ、もうすぐじゃん!?
岡田山祭(大学祭)にて【2024/10/25 追記】
……ということで、上記の大学祭「岡田山祭」に行ってきました(10月 25日・26日の 2日間 開催で、自分が行ったのは 25日)。
写真撮影については、
- 芸能人を招いてのイベントでは禁止
- 部活の舞台発表では原則禁止、事前に申請した者のみ可
という案内が公式から出ていたんだけど、「それ以外の場合はどうなの…?」と思って問い合わせてみたところ、「校舎などは撮影しても大丈夫」という回答をいただきました。
実際に行ってみると、
- 前回の訪問では入れなかった区域、建物にも入れた(自分が確認したのは文学館の屋内と、藤棚やテニスコートがあるエリア)
- いただいた回答の通り、校舎内(の部活の展示とは関係ないところ)は比較的自由に撮影できた
- 逆に、前回は入れた図書館には今回は入れない。また、今回も理学館には入れない
- 中庭にはステージが設営されてたり模擬店のテントがあったりしてもちろん入ることはできるが、写真撮影は一切禁止(注意の立て札が立ってる)
みたいな感じでした。
詳しい注意事項は入場時にもらうパンフレットに書いてあるので、要参照。
また、現地では実行委員、警備スタッフ、教員等関係者の指示に従いましょう。
総務館の渡り廊下のゲート(きみの色)
総務館と文学館をつなぐ渡り廊下を抜けて、中庭へと通じるゲート。
前回来たときも「これ、どこだろ?」と探してたけど、視界には入ってたはず……なんならここを通り抜けたかもしれないのに、気づかなかった……。
(「あすの花嫁」を観てて「ここじゃん!!」って気づいた)
文学館の階段(トラペジウム)
トラペジウムの「ゆうが校舎内の階段の踊り場に佇んでいるカット」、「校舎内」というだけでは特定するのが困難だし、今回も入れない建物の可能性もある。
そこで、事前に「神戸女学院 階段」で画像検索 してアタリを付けてから行くことにした。
すると、前回の訪問時に見かけた総務館の階段、初めて目にする螺旋階段(図書館本館にあるそうだけど、おそらく前回の見学区域外)などに混じって、なんだかそれっぽい階段の写真があった。
……文学館?
ということで、現地で撮影したのがこちら。たぶんここかな……?
(文学館の階段は 2ヶ所あるけど、たしかトラペジウムのは踊り場にドアがある方だった気がする)
テニスコート(トラペジウム)
ゆうがスパイ疑惑をかけられて蘭子と試合をすることになったテニスコート。
もちろんフェンス内には入れない。あと、自分が撮影したときは運良く無人だったけど、中で試合とか練習をしてるときの撮影はやめときましょう。
藤棚(トラペジウム)
テニスコートでの試合のあと、ゆうと蘭子がベンチで語り合った藤棚。
(完全に余談だけど……ゆうと蘭子が腰掛けてたと思しきベンチに座ってお弁当食べてたら、急に風が吹いてビニール袋が後ろに飛ばされて「東ゆうじゃん!!!」ってなった(振り返っても美嘉たちはいませんでした)(袋はちゃんと回収しました))
*1:この 2日前(9/26)に、現時点で国内最後の劇場上映が終了